第54回 九州地区大学保健管理研究協議会

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  保健・看護分科会　会長
  大分大学保健管理センター

  河野　香奈江

第54回九州地区大学保健管理研究協議会の開催にあたりまして、保健・看護分科会を代表して、ご挨拶を申し上げます。

昨年は新型コロナウイルス感染症が感染症法上２類相当から５類へ移行し、ようやく長く険しい道のりから抜け出し、光が差し込んできました。キャンパス内も学生の声が響きわたり、以前のような活気が戻ってきたと感じています。コロナ禍の数年間は、過去に経験したことがない業務に追われる毎日で、保健管理業務の要である「感染対策」がいかに大切であるか、そして正しい情報を的確に伝えていくことの重要性を痛感する日々でした。このパンデミックを乗り越えてきた経験は、今後の保健管理業務に活かしていけるものと確信しております。

保健・看護分科会では、この1年間、オンラインで何か学びを深めることができないか、試行錯誤してまいりました。そして昨年度よりeラーニング研修の充実を図ることを目標に掲げ、毎月１回eラーニングの配信に努めてきました。時間や場所を選ばず学べることができることから、会員様からは、短時間で自分の好きな時間に学べるので視聴しやすい、学びやすい、役に立っている等の嬉しいご意見をいただき、今では研修の主流となっています。今後も皆様とより一層学びを深められるように、役員一同努力してまいります。

今年度も保健管理研究協議会と保健・看護分科会との合同でのオンデマンド開催となります。当番大学である佐賀大学の木道圭子保健管理センター長をはじめとするスタッフの皆様方におかれましては、多大なご尽力をいただき心より感謝申し上げます。是非、多くの方々にご参加いただき、ディスカッションや情報共有を通して、明日からの保健管理業務に生かせる新たな知見に出会えることを楽しみにしております。最後になりますが、今後の皆様のご健勝と益々のご発展を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。