Message ご挨拶
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佐賀大学 学長
兒玉 浩明
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第54回九州地区大学保健管理研究協議会の開催に当たり、主催校を代表し一言ご挨拶申し上げます。
このたびは、多くの皆様にご参加いただき誠にありがとうございます。今年度の開催方法について対面での開催も検討いたしましたが、昨年度同様にオンデマンド方式で開催することにいたしました。
今回、当番大学を務めます佐賀大学は、1949年に設立された旧佐賀大学と1976年に開学した佐賀医科大学とが2003年に統合し、更に2004年の国立大学法人化を経て、設置されました。6学部、6研究科を有する総合大学で、約6,600人の学生が在籍しています。佐賀県唯一の国立大学として教育・研究・社会貢献活動を展開し、地域に根差し、地域と共に未来に向けて発展し続ける大学づくりを進めています。
さて、それぞれの大学により形は違うかと思いますが、大学の保健管理業務は、学生・教職員の健康管理を通して様々なサポートを行う部門と考えています。昨今のコロナ禍の際には感染症対策で中心的な役割を果たされたことと推察いたします。定期健康診断をはじめとする健康診断、健診結果に基づいた保健指導、心身の健康相談、傷病に対する応急処置、健康教育の啓発などの学校保健業務と、職場巡視、作業環境管理、特殊健康診断などの産業保健業務等、皆様が担当されておられる業務は多岐にわたっているものと認識しています。障害のある学生も年々増加しており、配慮を必要とする学生の支援についても本学では学生支援部門 と連携して対応を行っています。
そこで、今回は配慮や慎重な対応が求められる学生・教職員の支援に関するシンポジウムを企画いたしました。一般演題では、保健管理に関する話題や様々な課題についての研究結果を発表していただくこととなっております。今回の協議会を通じ、皆様の今後の業務の一助としていただければと思います。
最後になりますが、本会が皆様にとりまして、実り多きものとなりますことをご期待申し上げますとともに、併せて、九州地区大学保健管理協議会のますますのご発展を祈念しまして、私の挨拶といたします。