Message 開会の辞
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佐賀大学 保健管理センター長
木道 圭子
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第54回九州地区大学保健管理研究協議会の開催にあたり、開催校の保健管理センター長としてご挨拶申し上げます。
昨年5月に新型コロナウイルス感染症が感染症法上の2類から5類へ移行し、さまざまなイベントなども元の形で行われることが増え、大学生活もコロナ前の形を取り戻してキャンパスにも活気が戻ってきました。今年度の開催方法については、対面での開催も検討しましたが、佐賀県が最初の開催県となる国スポ・全障スポの開催年と重なったこと、オンデマンド形式のメリットについても一定の評価やご要望があることなどから、最終的には今回もオンデマンドWeb形式での開催と致しました。
現時点で決まっているプログラム内容としては、兒玉浩明学長に学長講演を、佐賀大学地域学歴史文化研究センター特命教授の青木歳幸先生に、佐賀藩の医学史と近代医学の形成に関する特別講演をお願いしています。合同セミナーは、循環器、肝臓病の第一人者である佐賀大学医学部長野出孝一先生と医学部附属病院肝疾患センター長の高橋宏和先生にそれぞれ講演をお願いしています。ご専門分野の最新の話題などをご提供いただけると思います。
合同シンポジウムは「配慮や慎重な対応が求められる学生・教職員の支援について」のテーマで、学生支援について、発達障害の特性理解と支援について、アルコール依存症について3名の先生方にご講演いただきます。それぞれの分野について大変素晴らしい先生方にお願いできましたので、この機会にご質問などもしていただき、今後の業務に役立てていただければと思っています。
Web形式での開催も今回で4回目となりました。オンデマンドWeb開催のメリットである利便性を最大限に生かしながら、日頃の業務に有益な新しい知識を得る機会としていただき、また活発なご討議を通して交流を深めていただくなど、充実した研究協議会となるよう期待しております。佐賀大学学生生活課・学生課および保健管理センターのスタッフ一同、精一杯準備を進めてまいります。ご参加の皆様方の今後の大学保健管理業務の一助となれば幸いです。日々の業務で大変お忙しいとは存じますが、是非ともふるってご参加いただきますようお願い申し上げます。